毎日、排便があっても便秘かも!?

考える人

こんにちは。yuriです。

前回のうんちとおしっこからわかること

便や尿は自分の腸内環境を知るバロメーターであることを

お話しました。

とりあえず、1日1回排便があるから

私の腸は大丈夫!!と思ったあなた。

いやいや、

①朝一で

②無駄な力を入れることなく

③すっきりとしたバナナ状の便が

④水に浮いていますか?

慢性便秘症とは

排便する時に強くいきんだり、残便感があったり、

コロコロ便など2項目以上該当すれば、

便が出ていても便秘という定義に当てはまってしまいます!

でも、やっぱりそれぐらい便を出すこと

どんな便がどんな風に排便されるのかが

大切だということだと思います。

便秘が起こすリスク

たかが便秘。されど便秘。

便秘による生活習慣病の合併は意外と多いです。

(1)生命予後が20%下がる

はじめから深刻な話。

便秘による怒責(いきみ)は血圧の上昇をまねきます。

正常の血圧が収縮期血圧120mmHg未満/拡張期血圧80mmHg未満

と言われていますが、

怒責むと急激な血圧上昇を起こします。

(収縮期血圧130mmHg以上で高血圧と言われるが、

収縮期血圧280mmHgになることも)

これは心臓にとってありえないくらいのストレスがかかっています。

私は病院勤務していますが、

心電図などのモニターをつけている方で

収縮期血圧210mmHg/までしかみたことないです。

それでも、顔は真っ赤で呼吸が切迫して

とてもきつそうでした。。

それ以上のストレスが瞬時とは言え、

心臓にかかっているかと思うと恐ろしいです。

血圧が上昇すると脳梗塞やクモ膜下出血、心筋梗塞などの

リスクが高まります。

(2)静脈血栓症のリスクが上がる

静脈血栓症とは下肢に血の塊ができて、

その塊が心臓や脳に流れていき、血管に詰まると

脳梗塞や心筋梗塞になります。

便秘の方は運動不足といいますよね。

下肢の血流が悪いと起こりやすくなります。

(3)慢性腎臓病の発症リスク因子である

これは最近言われるようになったことですが、

便秘の方は慢性腎臓病になりやすいという研究結果が報告されています。

慢性腎臓病が悪化すると腎不全になり透析をする必要がでてきます。

透析とは腎臓が働かず、自分で尿による毒素の排出ができないので

だいたい週に3回くらい病院に通い、

血液中から産生される尿を機械で濾過してもらうことです。

透析を行わなければ命に関わるので必ず行う必要があります。

便秘による負のスパイラル

便秘になるということは

腸に元気がありません。

だから、どんなに良い食事をしても

栄養の吸収が行われる腸は精一杯働けないのです。

すると身体を動かすエネルギーが作れず、

いつも疲れた状態で、活動量が低下してしまいます。

最悪、身体を動かすこともきつくなって

食欲も低下し、さらに動きたくなくなる。。。

そんな負のスパイラルにハマり兼ねない。。

今はないかもしれないけど、

高齢者にとっては多いにありえます。

だって、高齢者で便秘薬をのんでない方は少ないから。

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